• 家賃保証内容
  • 経営状況
  • 立替日数
  • 信託スキーム

4つのポイントで徹底比較

家賃保証会社3

おすすめ家賃保証会社を見る

家賃保証会社の信販系と独立系の違い

家賃保証会社には、信販系と独立系の2種類があります。同じ家賃保証会社でも、業務の仕方によって違いがあるのです。どのような違いがあるのか、またどちらのタイプを選ぶべきなのかご紹介していきます。

信販系の会社とは?

信販系の家賃保証会社は、信用情報を利用している家賃保証会社のことです。信用情報というのは、クレジットのことでクレジットカードの信用情報を元にしていという意味になります。審査の際に、申込者の職業などよりも、信用情報を活用する点が特徴となっている会社です。

一般的には、信販系の家賃保証会社の方が審査が厳しいと言われています。また、クレジットカードの情報を元にしているので、外国人の入居者は厳しくなる傾向にあるようです。また、入居者にとっては、信販系の家賃保証会社の場合は他の会社よりも安いことがメリットになります。月々の保証料がかかるのですが、独立系と比較して費用負担が少ないので、負担額は低くなります。

ただし、クレジットカードの信用情報を使用しているぶん、支払いで滞納や事故を起こしていると、審査に通らなくなるので注意しましょう。

独立系の会社とは?

独立系の家賃保証会社の場合には、家賃保証が主な業務になっています。サービス自体は変わっていないのですが、保証内容や金額が異なっているのが特徴です。例えば、審査では信用情報ではなく独自の審査基準があります。クレジットカードの滞納があったからと言って、審査に通らないわけではありません。

その分、家賃の支払いのリスクを保証するために、入居時の保証料や更新時の一時金など費用の負担が大きくなっているのが特徴です。入居時には家賃の1か月分などを支払いが求められるので、初期費用は高くなります。更新時にも会社によって更新料が発生。この点がしっかりと説明されていない場合もあるので注意が必要です。独立系の場合には、費用は高いと覚えておきましょう。

そもそも家賃保証の始まりとは?

これまで日本の賃貸物件では、連帯保証人を用意することがほとんどでした。しかし、時代の変化につれて、保証人を用意するのが難しくなってきている傾向があります。

例えば、核家族化が進んでいるため、自分一人で生活することが多かったり、家族が遠方で仕事をしていたりすると、親族の中にも連帯保証人の基準をクリアできないケースが増えているのです。そこで、入居者の問題を解決しながらも、オーナーのリスクも減らせる方法として家賃保証サービスが登場してきたのです。

また、多くのクレジットカード会社が家賃保証サービスの取り扱いをスタートさせ、また他の独立系の会社も増えてきています。オーナーとしては保証会社が立て替えてくれることで、滞納の問題が減り、管理会社としても、頭を悩ませていた家賃回収の業務を減らせることがメリットになるめ、徐々に家賃保証サービスが普及したのです。

近年は外国人などもたくさん定住していますが、独立系の会社はこうした利用者をターゲットにして、実績を伸ばしてきています。結果として、現在では賃貸物件でほとんどが家賃保証会社の利用を求めるようになりました。

家賃保証会社の業務内容とは?

家賃保証会社は、管理会社と契約しているケースが多いです。1つの会社と家賃保証会社が契約を結ぶと、その不動産会社を仲介して部屋を借りる際には、その家賃保証会社を利用しなければいけません。

また、基本的に入居者側は、保証会社を選べないような仕組みになっています。不動産会社と契約やオーナーから部屋を借りると契約を結んだ際に、保証会社に保証料を支払って利用するのです。保証料は別途、保険会社に支払うというよりは、契約時には家賃の1か月分ほど、さらに月額料として保証会社の手数料が含まれて支払う仕組みになっています。

滞納家賃と延滞金の回収

万が一入居者が滞納すると、家賃保証会社は先にオーナーに建て替えて支払いを行います。その後、入居者から滞納家賃と延滞金を取り立てを行うのです。場合によっては法的手段を取り、強制退去を迫るケースもあります。

入居者からは、保証料をもらい、滞納があったときにはその保証料から立て替えてオーナーに支払いをするというビジネスモデルになっているのです。

審査基準が厳しい家賃保証会社もある

家賃保証会社は、滞納分を支払いはしますが、その後滞納分を取てます。つまり、保証料と代位弁済分のバランスが崩れれば、家賃保証会社は利益を上げられません。

家賃保証会社も利益を出せるように、一定の滞納者だけでなく、滞納しない方も見込んでいます。そのためにも、入居者の審査を実施した上で、リスクがある入居者を減らせるようにしています。この審査が厳しいことは、滞納のリスクを軽減させ、家賃保証会社の利益を出すポイントとなるのです。

保証会社としては、審査が厳しくするほど、保全策を講じられるようになります。独立系の保証会社には回収ノウハウを持っているものも多く、滞納された家賃もしっかりと回収します。独自の審査基準と回収ノウハウによって、問題のある入居者を排除し、利益を維持できるように工夫しているのです。

信販系と独立系のどちらを選ぶべきなのか?

ここまで見てきましたが、結局のところ信販系と独立系ではどちらの家賃保証会社を選ぶべきでしょうか?

結論から言うと、入居者側が会社を選ぶことはできません。賃貸物件を紹介している不動産会社が2つの会社と契約している場合を除いて、1つの会社としか契約していないことがほとんどだからです。

覚えておきたい点として、独立系の家賃保証会社の場合には、延滞のリスクがある入居者はできる限り囲いたくないと考えていますので、法的手段を講じる可能性があります。立ち退きを求められることもあります。もちろん滞納しなければ、このような事態には落ちりませんが、万が一の場合にはこうなると知っておきましょう。

信販系の場合には、月々の負担も少なく、家賃と同時に保証料を引き落とししてくれるというメリットがあります。クレジットカードの利用履歴があり、クレジット事故などを起こしていないなら、信販系の費用の安さはメリットになるでしょう。

まとめ

家賃保証会社には、独立系と信販系の2種類があります。独自の審査基準を設けており、比較的審査が緩い独立系と、信用情報を元にして審査を行う信販系の会社です。入居者は会社を選べないことの方がほとんどですが、どのような違いがあるのか、また審査基準の違いを知っておくと審査に通るのか予測しておくことができるでしょう。