「家賃保証会社・仲介会社・管理会社」それぞれの違いを解説

大家さんと家賃保証会社、仲介会社、管理会社との関係

ある大家さんがマンションを建てたとき、実際に家賃収入を得るまでに業態の異なる3種の会社と契約することになります。それが家賃保証会社、仲介会社、管理会社です。

家賃の滞納や遅延に対応する家賃保証会社

仲介会社

物件契約時に連帯保証人として借主と契約。家賃の滞納や遅延などの際に変わりに支払いをし、大家さんの大切な収入源である家賃を確保してくれるのが家賃保証会社です。

本来、親族などに求められる連帯保証人ですが、核家族化や身寄りのない高齢者の増加に加え、2008年のリーマンショックの影響による失業者や、非正規雇用者の増加による家賃滞納者の急増により、需要が拡大している業種です。

入居希望者に物件を紹介するのが仲介会社

大家さんと借主の間に入り、仲介業務を行うのが仲介会社です。俗に言う「不動産さん」ですね。

大家さんから依頼を受け入居者を募集し、入居者希望の来店時には物件を紹介や内見の立ち会いなどを行い、入居者が決まったら賃貸借契約の締結までを行います。

入居後の全てに対応するのが管理会社

入居者からのクレーム対応や、水道が壊れたりエアコンが故障したときのメンテナンスなど、物件の管理と維持をするのが管理会社です。つまり、入居者が住み続けている間、トラブルなどの全ての対応をするのが仕事です。

大家さんとの間で管理業務委託契約を結ぶことで成り立っており、業務内容によって委託料が異なります。

家賃保証会社・仲介会社・管理会社、それぞれの仕事内容

家賃保証会社の仕事は借主の連帯保証人になること

部屋を借りるには連帯保証人がいります。借主の家族や親族に代わりその役目を担ってくれるのが、家賃保証会社の主な業務です。

近年は、契約時に家賃保証会社に入ることを義務付けているところも多く、初回の保証料と、1年か2年の更新時(1〜2年)に更新料が必要になります。

借主にとっては連帯保証人を探す手間が省けますし、貸主は確実に家賃の回収ができることが大きなメリットです。

住まい探しのサポートをするのが仲介会社の仕事

大家さんに代わり入居者を探し、契約するまでが仲介会社の主な仕事です。

その流れは、まず、広告。賃料や公益費などの金額、日当たり良好や駅近であることなどのピーアールポイントなどを選定した物件の広告を作り、入居者を募集します。

入居希望者が来たら、物件の紹介と説明をし、内見の立ち会いをするなどの住まい探しのサポートをします。

希望する物件が決まったら、大家さんに連絡、入居の許可を受けたのちに宅建業法に基づいた書類を作成、入居希望者に説明し賃貸借契約を結びます。締結後、鍵を渡すまでが仕事です。

トラブルの対応からメンテナンスまで多岐にわたる管理会社の役目

借主が入居中のすべてにかかわるのが管理会社です。貸主と交わした管理委託契約の内容によって業務に種類が変わってきますが、仲介会社が兼務することも多く、入室から退室まで一貫したサポートをしてくれるのが魅力です。

具体的な業務内容は、家賃の口座振替手続きなどをサポートする集金管理業務です。共有部分の清掃や点検、消防設備の法定点検などの物件の維持管理、契約更新に必要な手続きのほか、退去に際して貸主の代わり室内の状況を確認し、傷や破損個所の点検を行い修理が必要か否かを確認したうえで敷金の清算を行い、受領証を発行します。

また、借主が入居から退居まで起こったトラブル、お風呂が壊れたとか水漏れがするなどの苦情を処理するのも管理会社の仕事です。入居中、入居者と一番関わり持つのが管理会社なのです。